【立ち上がると膝が痛い!変形性膝関節症だけが原因?膝・股関節・足首の関係を詳しく解説】
2026/10/25
「椅子から立ち上がると膝が痛い」
「長時間座った後、立ち上がる瞬間に膝が痛む」
「正座やしゃがんだ姿勢から立ち上がれない」
「階段を上るときに膝の前側が痛い」
このような症状でお悩みではありませんか?
膝の痛みは、年齢を重ねるにつれて増える傾向があります。
そのため、立ち上がるときに膝が痛むと、「変形性膝関節症ではないか」と考える方も多いかもしれません。
確かに、変形性膝関節症は膝の痛みを引き起こす代表的な疾患の一つです。
しかし、立ち上がるときの膝の痛みが、すべて変形性膝関節症によるものとは限りません。
膝蓋大腿関節の問題、半月板の障害、腱の問題など、さまざまな原因が考えられます。
また、膝関節そのものだけでなく、股関節や足関節の動き、筋力、立ち上がり方などが、膝に加わる負荷に影響することがあります。
今回は、愛知県豊川市のふうりん接骨院が、椅子から立ち上がるときに膝が痛くなる原因について、解剖学的な構造と身体の使い方から詳しく解説します。
1.椅子から立ち上がる動作では何が起こっている?
椅子から立ち上がる動作は、日常生活の中で何度も繰り返される基本的な動作です。
一見すると単純な動作ですが、実際には股関節、膝関節、足関節、体幹が協調して働いています。
立ち上がる動作は、大きく分けると次のような流れで行われます。
① 身体を前方へ移動させる
椅子に座った状態から立ち上がる際、まず体幹を前方へ傾けます。
これによって身体の重心を足の上へ移動させます。
重心が十分に前方へ移動しないまま立ち上がろうとすると、立ち上がりにくくなることがあります。
② お尻が座面から離れる
身体の重心が前方へ移動すると、お尻が椅子から離れます。
この瞬間には、下肢の筋肉が身体を支えるために働きます。
特に、大腿四頭筋や大殿筋などが重要です。
③ 股関節と膝関節を伸ばす
お尻が座面から離れた後、股関節と膝関節を伸ばしながら身体を持ち上げます。
このとき、膝関節だけでなく、股関節周囲の筋肉も働いています。
④ 立位姿勢を安定させる
最後に、身体の重心を足の上で安定させます。
足関節や体幹の働きも重要になります。
このように、立ち上がる動作は膝だけで行われているわけではありません。
股関節・膝関節・足関節が協調して働くことで、効率的な立ち上がりが可能になります。
2.膝関節の解剖学|膝はどのような構造になっている?
膝関節は、主に大腿骨、脛骨、膝蓋骨によって構成されています。
膝関節には、大きく分けて2つの重要な関節があります。
■大腿脛骨関節
大腿骨と脛骨によって構成される関節です。
主に膝の屈曲と伸展を行います。
関節面には軟骨が存在し、荷重を受け止めながら滑らかな運動を可能にしています。
また、大腿骨と脛骨の間には半月板が存在します。
半月板は、荷重の分散や関節の安定性などに関係しています。
■膝蓋大腿関節
膝蓋骨と大腿骨によって構成される関節です。
膝蓋骨は、大腿四頭筋の力を効率的に伝えるうえで重要な役割を担います。
膝を曲げ伸ばしすると、膝蓋骨は大腿骨の滑車溝に沿って動きます。
立ち上がる動作では大腿四頭筋が働くため、膝蓋大腿関節にも負荷が加わります。
この部分に問題がある場合、膝の前側に痛みが出ることがあります。
3.原因① 変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨や骨、滑膜などに変化が生じ、痛みや機能障害が現れる疾患です。
加齢、体重、過去の外傷、関節の形態など、さまざまな要因が関係します。
■変形性膝関節症でみられる症状
代表的な症状には、次のようなものがあります。
・立ち上がり時の膝の痛み
・歩き始めの痛み
・階段昇降時の痛み
・膝の曲げ伸ばしの制限
・膝の腫れ
・長時間歩いた後の痛み
症状の程度には個人差があります。
また、画像検査で変形が確認されても、必ず強い痛みがあるとは限りません。
反対に、画像上の変化が比較的小さくても、痛みを感じる場合があります。
そのため、画像所見だけでなく、症状や身体機能を総合的に確認することが重要です。
■変形性膝関節症では筋力も重要
変形性膝関節症では、大腿四頭筋の筋力低下がみられる場合があります。
大腿四頭筋は、立ち上がる際に膝を伸ばす重要な筋肉です。
筋力が低下すると、椅子から立ち上がる動作が難しくなることがあります。
ただし、筋力低下がすべての痛みの原因というわけではありません。
痛み、関節の状態、運動量などが相互に関係している可能性があります。
4.原因② 膝蓋大腿関節の問題
立ち上がるときに膝の前側が痛む場合、膝蓋大腿関節に関連する痛みが考えられます。
膝蓋大腿関節は、膝蓋骨と大腿骨によって構成されます。
この関節には、膝を曲げた状態で大腿四頭筋が働く際に負荷が加わります。
■なぜ立ち上がると痛い?
椅子から立ち上がる際には、膝関節を伸ばすために大腿四頭筋が働きます。
特に、低い椅子から立ち上がる場合には、膝関節の屈曲角度が大きくなります。
その結果、膝蓋大腿関節に加わる力が増加する場合があります。
膝蓋大腿関節に関連する痛みがある方では、このような動作で症状が出ることがあります。
■膝蓋骨の動きも重要
膝蓋骨は、膝の曲げ伸ばしに伴って大腿骨の滑車溝に沿って動きます。
この動きには、大腿四頭筋の働きや膝関節の形態などが関係しています。
ただし、膝蓋骨の動きに特徴があるからといって、それだけで痛みの原因と判断することはできません。
痛みが出る動作や筋力、活動量などを含めて考える必要があります。
5.原因③ 半月板の問題
半月板は、大腿骨と脛骨の間に存在する線維軟骨組織です。
内側半月板と外側半月板があり、荷重の分散や関節の安定性に関係しています。
半月板に損傷や変性がある場合、膝の曲げ伸ばしや荷重動作で痛みが出ることがあります。
■半月板の問題でみられる症状
・膝の内側や外側の痛み
・深くしゃがんだときの痛み
・膝の引っかかり感
・膝の腫れ
・曲げ伸ばしの制限
ただし、これらの症状があるからといって、必ず半月板損傷とは限りません。
また、画像検査で半月板に変化が確認されても、症状がない方もいます。
■立ち上がるときに半月板へ加わる負荷
立ち上がる際には、膝関節の屈曲角度が変化しながら荷重が加わります。
そのため、半月板に問題がある場合には、立ち上がり動作で痛みが誘発されることがあります。
特に、深くしゃがんだ姿勢から立ち上がる際には、膝関節に大きな負荷が加わります。
6.原因④ 大腿四頭筋や膝周囲の腱の問題
膝の痛みには、関節内の問題だけでなく、筋肉や腱が関係する場合もあります。
■大腿四頭筋
大腿四頭筋は、次の4つの筋肉から構成されます。
・大腿直筋
・外側広筋
・内側広筋
・中間広筋
主な働きは、膝関節の伸展です。
立ち上がる動作では、大腿四頭筋が身体を持ち上げるために働きます。
■膝蓋腱
膝蓋腱は、膝蓋骨と脛骨粗面をつなぐ組織です。
大腿四頭筋が発揮した力を脛骨へ伝える役割があります。
ジャンプやダッシュなどを繰り返す方では、膝蓋腱に関連する痛みがみられることがあります。
ただし、膝蓋腱の痛みと膝蓋大腿関節の痛みでは、症状の特徴や負荷のかかり方が異なります。
痛みの位置や動作を確認することが重要です。
7.股関節の働きが立ち上がり動作に与える影響
立ち上がるときには、膝関節だけでなく股関節も大きな役割を担います。
特に重要なのが、大殿筋を中心とした股関節伸展筋群です。
■大殿筋の役割
大殿筋は、股関節の伸展に関わる大きな筋肉です。
椅子から立ち上がる際には、股関節を伸ばしながら身体を持ち上げる働きがあります。
大殿筋の筋力が低下している場合、立ち上がり動作が難しくなることがあります。
■股関節を使った立ち上がり
椅子から立ち上がる際、体幹を適度に前傾させることで、身体の重心を足の上へ移動させやすくなります。
また、股関節の伸展筋群を利用しやすい動作になる場合があります。
ただし、体幹を前傾させれば必ず膝への負担が減るというわけではありません。
体幹の角度や足の位置によって、膝関節と股関節に加わる負荷の割合は変化します。
大切なのは、膝だけで身体を持ち上げようとするのではなく、股関節と膝関節を協調して使うことです。
8.足関節の動きと膝の痛みの関係
立ち上がる動作では、足関節の背屈も重要です。
背屈とは、足の甲をすねに近づける方向へ動かすことです。
椅子から立ち上がる際には、身体の重心を前方へ移動させるため、足関節の動きが必要になります。
■足首が硬いとどうなる?
足関節の背屈可動域が制限されている場合、立ち上がる際の身体の動きが変化することがあります。
例えば、体幹の前傾が大きくなったり、足の位置を調整したりする場合があります。
ただし、足首が硬いことが直接膝の痛みを引き起こすとは限りません。
足関節の可動域は、立ち上がり動作を評価する際の一つの項目です。
■足部の荷重も確認する
立ち上がる際には、足部で床からの反力を受け止めます。
足部の荷重位置や左右差によって、身体の重心移動が変化することがあります。
ただし、特定の荷重パターンが必ず膝の痛みにつながるわけではありません。
身体全体の動作と症状の関係を確認することが重要です。
9.低い椅子から立ち上がると膝が痛い理由
低い椅子から立ち上がる場合、通常の高さの椅子と比較して、股関節や膝関節を深く曲げた状態から動作を開始します。
そのため、身体を持ち上げるために必要な筋力や関節への負荷が増える場合があります。
特に膝蓋大腿関節に関連する痛みがある方では、低い椅子からの立ち上がりがつらくなることがあります。
■椅子の高さを調整する
立ち上がる際に痛みがある場合には、椅子の高さを調整する方法があります。
椅子を少し高くすることで、膝関節の屈曲角度を小さくでき、立ち上がりやすくなる場合があります。
また、必要に応じて肘掛けを利用することで、下肢に加わる負荷を調整できます。
ただし、椅子を高くすることだけで痛みの原因が解決するわけではありません。
日常生活での負担を調整しながら、必要な筋力や動作能力を高めていくことが重要です。
10.立ち上がるときの膝の痛みと筋力低下
立ち上がり動作では、大腿四頭筋や大殿筋などの筋力が重要です。
特に高齢者では、筋力低下によって立ち上がり動作が難しくなる場合があります。
■筋力が低下すると何が起こる?
筋力が低下すると、身体を持ち上げるために必要な力を発揮しにくくなります。
その結果、立ち上がる速度が遅くなったり、手を使って身体を支えたりする場合があります。
ただし、筋力低下が必ず膝の痛みを引き起こすわけではありません。
痛みがあることで運動量が減り、筋力が低下する場合もあります。
つまり、痛みと筋力低下は相互に関係している可能性があります。
■筋力だけでなく動作も重要
十分な筋力があっても、立ち上がり方によって動作が難しくなる場合があります。
例えば、足を身体から遠い位置に置いたまま立ち上がろうとすると、身体の重心移動が難しくなることがあります。
そのため、筋力だけでなく、足の位置や体幹の動きなども確認することが重要です。
11.立ち上がるときの膝の痛みを軽減する工夫
ここでは、日常生活で取り入れやすい立ち上がり動作の工夫を紹介します。
ただし、痛みの原因によって適した方法は異なります。
無理のない範囲で行いましょう。
① 足を少し手前に引く
椅子から立ち上がる際、足を身体に近い位置へ置くことで、重心を足の上へ移動させやすくなる場合があります。
ただし、足を引きすぎると膝の屈曲角度が大きくなり、症状が強くなる場合もあります。
痛みの出ない位置を探すことが大切です。
② 体幹を適度に前傾させる
立ち上がる前に、身体を少し前方へ傾けます。
これによって、重心を足の上へ移動させやすくなります。
ただし、腰に痛みがある場合などには、前傾角度の調整が必要です。
③ 椅子の高さを調整する
低い椅子からの立ち上がりがつらい場合には、少し高い椅子を利用する方法があります。
膝の屈曲角度が小さくなることで、立ち上がりやすくなる場合があります。
④ 手すりや肘掛けを利用する
痛みが強い場合には、手すりや肘掛けを利用して身体を支えることも大切です。
無理に脚だけで立ち上がろうとせず、安全に動作を行うことを優先しましょう。
12.膝の痛みに対するセルフケア
膝の痛みがある場合、適切な運動を取り入れることで、筋力や身体機能の維持・改善につながる場合があります。
ただし、すべての膝の痛みに同じ運動が適しているわけではありません。
① 椅子に座った状態での膝伸ばし
椅子に座り、片脚ずつ膝を伸ばす運動です。
大腿四頭筋を働かせることができます。
痛みのない範囲でゆっくり行いましょう。
② 椅子からの立ち上がり練習
少し高めの椅子を利用し、無理のない範囲で立ち上がり動作を行います。
必要に応じて手を使って身体を支えます。
痛みや筋力に合わせて回数を調整することが重要です。
③ ブリッジ
仰向けに寝て膝を曲げ、お尻をゆっくり持ち上げる運動です。
主に股関節伸展筋群を働かせることができます。
腰や膝に痛みが出る場合には無理に行わないようにしましょう。
④ 足関節の運動
椅子に座った状態で、足首をゆっくり曲げ伸ばしします。
足関節の動きを維持するための基本的な運動です。
ただし、足首の運動だけで膝の痛みが改善するとは限りません。
身体の状態に合わせて運動を組み合わせることが大切です。
13.膝が痛いときは安静にした方がよい?
膝が痛いとき、運動を控えた方がよいと考える方も多いと思います。
確かに、強い痛みや腫れがある場合には、負荷を減らすことが必要になる場合があります。
しかし、慢性的な膝の痛みに対して、長期間まったく身体を動かさないことが常に適切とは限りません。
特に変形性膝関節症では、状態に合わせた運動療法が推奨されています。
運動によって筋力や身体機能の改善が期待できる場合があります。
ただし、急激な痛みや強い腫れ、外傷後の症状などがある場合には、自己判断で運動を続けず、医療機関での評価が必要です。
14.膝の痛みで医療機関を受診した方がよい場合
膝の痛みには、さまざまな原因があります。
次のような症状がある場合には、整形外科などの医療機関での診察をおすすめします。
・急激に強い痛みが出た
・膝が大きく腫れている
・膝に熱感や赤みがある
・発熱を伴っている
・膝を伸ばせない
・膝が引っかかって動かない
・体重をかけられない
・転倒や外傷の後から痛みが続いている
特に、発熱や強い腫れ、熱感などがある場合には、感染性関節炎などの緊急性の高い疾患が関係する可能性もあります。
そのため、速やかな医療機関での評価が必要です。
また、膝の痛みが長期間続く場合にも、原因を確認することが大切です。
15.ふうりん接骨院が大切にしている身体の評価
立ち上がるときに膝が痛む場合、膝関節だけを確認するのでは、動作の特徴を十分に把握できないことがあります。
愛知県豊川市のふうりん接骨院では、症状や身体の状態に応じて、膝関節だけでなく、股関節や足関節、立ち上がり動作などにも注目します。
■膝関節の状態
膝の曲げ伸ばし、痛みの位置、腫れの有無などを確認します。
■大腿四頭筋の働き
立ち上がる際に重要な大腿四頭筋の筋力や働き方を確認します。
■股関節の動き
股関節の可動域や、大殿筋などの筋肉の働きを確認します。
■足関節の可動域
立ち上がり動作で必要となる足関節の動きを確認します。
■立ち上がり動作
椅子から立ち上がる際の体幹の動きや足の位置、左右の荷重の違いなどを確認します。
大切なのは、膝の痛みが出る理由を一つに決めつけず、身体全体の状態を確認することです。
16.豊川市で立ち上がるときの膝の痛みにお悩みの方へ
椅子から立ち上がるときの膝の痛みは、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
「立ち上がるたびに膝が痛い」
「階段を上るのがつらい」
「しゃがんだ姿勢から立ち上がれない」
「膝の痛みが気になって外出する機会が減った」
このようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
膝の痛みには、変形性膝関節症だけでなく、膝蓋大腿関節や半月板、筋肉や腱など、さまざまな組織が関係する場合があります。
また、股関節や足関節の動き、筋力、立ち上がり方などによって、膝に加わる負荷が変化することがあります。
ふうりん接骨院では、身体の状態や動作の特徴を確認し、一人ひとりに合わせたケアや運動のアドバイスを大切にしています。
豊川市で膝の痛みや立ち上がり動作のお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
まとめ|立ち上がるときの膝の痛みは膝だけの問題とは限らない
椅子から立ち上がるときの膝の痛みには、さまざまな原因が考えられます。
変形性膝関節症は代表的な原因の一つですが、膝蓋大腿関節の問題、半月板の障害、筋肉や腱の問題などが関係する場合もあります。
また、立ち上がり動作では、膝関節だけでなく股関節や足関節も重要な役割を担います。
そのため、膝の痛みを考える際には、膝関節の状態だけでなく、身体全体の動きを確認することが大切です。
膝の痛みがあるからといって、必ずしも膝だけに原因があるとは限りません。
身体の状態に合わせて適切な運動や動作の工夫を取り入れることが、日常生活を快適に過ごすための一つのポイントになります。
愛知県豊川市のふうりん接骨院では、膝関節の状態や身体の使い方を確認し、一人ひとりに合わせたケアや運動指導を大切にしています。
膝の痛みや立ち上がり動作でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。
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ふうりん接骨院
住所:愛知県豊川市小坂井町大堀38−1
モデスト コザカイ 102
電話番号:0533-95-0192
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豊川でボキボキしない整体を実施
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